たった3種理のスパイスで本格的なカレーが作れる!「ひとりぶんのスパイスカレー」印度カリー子

スパイスカレー趣味・教養・雑学

今回紹介する本は、「ひとりぶんのスパイスカレー」印度カリー子です。

「カレーを食べたい!」

疲れたときや、なんだか刺激が欲しいとき、そして不意にカレーのにおいをかいだ時、そんな気分になることはありませんか?
ただ、市販のルーだとどうしてもカロリーが気になりますよね。
「カレーは食べたい」でも「高いカロリーは口にしたくない」
そんな、

  • カレールーを使わないカレーを作ったことがない
  • スパイスを使った低カロリーのカレーを作ってみたい

あなたに、今回の本をオススメします。

「ひとりぶんのスパイスカレー」は、毎日のようにスパイスカレーを作っている著者が、初心者向けのスパイスカレーのつくり方を教えてくれる本です。
誰でもかんたんにルーを使わないスパイスカレーを作る方法を学び、試してみませんか。

3種類のスパイスでスパイスカレーが作れる

「ひとりぶんのスパイスカレー」の魅力は、

3種類のスパイスだけで簡単にスパイスカレーを作る方法を教えてくれる

ところです。

本書では、スパイスカレーの「カレールー」ともいえる「グレイビー」を作る手順として、次の3ステップを教えてもらえます。

  • サラダ油でニンニクとショウガを熱し、みじん切りにした玉ねぎを「あめ色」になるまで炒める
  • 細かく切ったトマトと混ぜ合わせ、水分がなくなるまで炒める
  • 炒めたものに3種類のスパイス(クミン、ターメリック、コリアンダー)と塩を混ぜる

写真と文字で解説されるその工程は、本当にかんたんなもの。
スパイスの量なども難しいことを考える必要はなく、3種類のスパイスをすべて「同じ量」だけ混ぜ合わせればOKだとしています。

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産地:インド産■原材料:ターメリック■ ショウガ科の多年草■賞味期限:300日■形態:袋入り●原料品のため夾雑物がある場合がございます■状況によって産地が変る場合がございますご了承ください。

複雑だと思われがちなスパイスカレーですが、つい作ってみたくなる本書。
では、かんたんな手順で出来上がったグレイビーから、どうやってスパイスカレーを作るのか。
本書ではもちろん、「グレイビーから作りはじめるスパイスカレー」の具体的なレシピも、様々なものを教えてくれるのです。

「ひとりぶんのスパイスカレー」と著者の紹介

「ひとりぶんのスパイスカレー」の著者は、印度カリー子さん。印度カリー子さんは、スパイス料理研究家です。

1996年生まれの著者がスパイスカレーを作りはじめたのは、大学一年生の頃からだそうです。
それからほとんど毎日カレーを作っている著者は現在、スパイス初心者のための専門店である「香林館株式会社」の代表取締役を務められています。
また、東京大学大学院にて香辛料の研究も行っているとのこと。

ブログ「印度カリー子のブログ」も運営されていますので、ぜひご覧になってみてください。

印度カリー子
スパイスカレー初心者のためのお店を経営する24歳女

そしてこの「ひとりぶんのスパイスカレー」は、2019年に出版された、著者としては2冊目になる本です。
1冊目である「スパイスとカレー入門」と同じくスパイスカレーのレシピが書かれた本になっていますが、本書の特徴は「3種類のスパイス」だけでスパイスカレーが作れると教えてくれるところ。

スパイスカレーの基本であるグレイビーの作り方とともに、さまざまなアレンジレシピを教えてくれるのです。

「ひとりぶんのスパイスカレー」の内容

様々なスパイス

スパイスカレー=玉ねぎ+トマト+スパイス

本書でまず教えられるのは、スパイスカレーの「カレールー」ともいえる「グレイビー」のつくり方です。
このグレイビーは、作り置き可能であり、冷蔵では一週間程度、冷凍では一か月程度の保存が可能とのこと。

すでに紹介したとおり、グレイビーは3つのステップで作ることができますが、準備が必要なのは以下のものだけです。

  • ニンニク
  • ショウガ
  • サラダ油
  • 玉ねぎ
  • トマト
  • スパイス3種(クミン・ターメリック・コリアンダー)

このうち、スパイス3種以外の材料はすでに家にあるという方も多いのではないでしょうか。

もしそうなら、スパイスカレー作りに必要なのは、クミン・ターメリック・コリアンダーの3つのスパイスだけです。
そしてこれらも大体、近所のスーパーでパウダー状になってるものを買うことが出来ます。

「スパイスカレーを作ってみたい!」

そう思った方がすぐ作りはじめることのできるレシピを、本書では教えてくれるのです。

実際にスパイスカレーを作ってみた

というわけで、ぼくも実際にスパイスカレーを作ってみました。

最初に行ったのは、スパイスを買ってみること。
クミンもターメリックもコリアンダーも知らなかったぼくは、そう大きくない近所のスーパーをのぞいてみましたが……、「GABAN」で販売している小瓶のパウダースパイスがばっちり売っていました
うちの近所のスーパーで手に入るのだから、それなりのスーパーに行けば全国どこでも手に入るはずです。

その他の食材は、冷蔵庫をのぞいてみたところ、すでに家に揃っていました。
別に我が家の食糧事情が豊かだというわけではなく、ほとんどの家も同じなのではないでしょうか。
何しろ、

  • ニンニク、ショウガはチューブのものでもOK
  • トマトは生のものでも、ホールトマトやカットトマトといった缶詰でもOK

なので、そう高いハードルではないはずです。

そんな風に、材料をそろえるのは非常に簡単。
一方、実際にグレイビーを作る工程で面倒に感じたのは次の2点です。

  • 玉ねぎをみじん切りにする
  • 玉ねぎを「あめ色」になるまで炒める

玉ねぎをみじん切りにするのは、あまり慣れていない人にとってはかなり面倒で、時間のかかる作業のはず。
「フードプロセッサーがあれば簡単なのにな」と思いながら、ひたすらみじん切りをしてこれをこなします。

もう一つの、玉ねぎを「あめ色」になるまで炒めるのは、10分から15分ほど炒め続ける必要があり、かなりの時間がかかります。
炒めるのに、ちょっと柄が長めの木べらは必須。菜箸なんかでは、フライパンから放射される熱もあり、混ぜるのが大変です。

しかしグレイビーづくり面倒なのはそれぐらいで、材料の準備も、実際の作業も、そう難しいものではありません。

驚きだったのが、グレイビーづくりの最後の作業である、スパイスを混ぜ合わせる工程です。
「あめ色の玉ねぎ+トマト」を炒めたものは、どちらかといえば、スパゲッティーソースに似ています。
これがスパイスカレーに本当になるのかな、と炒めながら恐る恐るスパイスをまぜあわせてみたのですが……。

スパイスがからみ、若干水分を失ったその「あめ色の玉ねぎ+トマト」から匂ってくるのは、まぎれもなくカレーの香り
そして出来上がったグレイビーを少し舐めてみる。
カレールーとは違うものの、「これは確かにカレーだ!」と確信させる味がします。

そんな風に簡単に、初心者のぼくでもスパイスカレーの元になるグレイビーを作ることができたのでした。

スパイスカレーを何度も作ってみた結果

そうして出来上がった「グレイビー」は、本のレシピを参考に、「鶏肉・玉ねぎ・豚ひき肉」と一緒に炒め、水で煮込んでチキンカレーにしてみました。

というように、本書で紹介される「スパイスカレー」はグレイビーを作ってから、様々なアレンジを加えて完成させるものとなっています。

ぼくは本書を読んでから計3回、グレイビー及びスパイスカレーを作ってみました。
以下では実際に料理をしてみた結果として、いくつか学んだことを紹介していきます。

しっかりと塩を入れる

本書にも書かれていますが、塩の量は本当に重要です。

最初に作ったグレイビーはうまくいったのですが、2度目にグレイビーを作った時、どことなく味が薄いように感じました。

何でだろうと疑問に感じていたときふと思い出したのが、

味が落ち着かない? コクが足りない?と感じるときはたいていが塩不足。

「ひとりぶんのスパイスカレー」 印度カリー子

という本書の記述です。

塩でそんなに変わるものなのかな、と思いながらもう少し塩を混ぜ合わせると、……全然味が違います。
ただしょっぱくなるだけではなく、カレー全体に「味」が出るのです。

グレイビーやスパイスカレーを作ってはみたものの、なんだか味が薄く感じる。そんなときはぜひ、塩を追加で入れてみてください。

3種類のスパイスにもう一つ、辛さを足してみる

本書で紹介されるスパイスカレーを作ってみるとわかると思いますが、このカレー、あんまり辛くありません。

辛いものが苦手な方はいいですが、辛い物が好きなぼくにとってはちょっと物足りないのです。
そこでスパイスカレーのレシピをネットで検索し、見つけたのがこの動画(【スパイスカレー】4種類のスパイスで作るカレー【男の料理】Curry Made with 4 spices)です。

【スパイスカレー】4種類のスパイスで作るカレー【男の料理】Curry Made with 4 spices

動画では、本書とは若干違うスパイスカレーのつくり方が紹介されています。
その中で使用するスパイスとして、クミン・ターメリック・コリアンダーのほかに、基本のスパイスとしてもう一つ「カイエンペパー」が加えられていたのです。

カイエンペパー。
聞きなれない名前ですが、調べてみると「一味唐辛子」とほぼ同義らしいです。
なるほど、これが辛み成分か。そう思ったぼくは近所のスーパーで、やはり「GABAN」のカイエンペパーを購入。

グレイビーづくりの際に、他のスパイスよりは控えめの量を混ぜ合わせてみることにしたのですが……、これが大正解。
カイエンペパーは、少しの量でも、カレーにかなりの辛みを与えることができます。
辛いカレーが好きな方は、ぜひ少しづつ、好みの辛さになるまでスパイスカレーに混ぜ合わせてみてはいかがでしょうか

ヨーグルトは意外といける

もう一つ、チャレンジしてみたのがヨーグルトをベースにカレーを作ってみることです。

「グレイビーと具を混ぜて炒め、最後に水で煮込む」という工程でのスパイスカレー作りに慣れたころ、ある好奇心がぼくの胸に沸き上がりました。
それは「ヨーグルトをカレー作りに使うとどうなるだろう?」というもの。

「ひとりぶんのスパイスカレー」のレシピにも、水の代わりにヨーグルトを入れるものがいくつか紹介されています。
となれば、どんな味がするのか試してみたい。それより何より、カレーにヨーグルトなんて、なんだかプロっぽい。

そんな興味で、ヨーグルトによるカレー作りを試してみることに。
つくり方は簡単です。スパイスカレー作りの最後に、水の代わりに「砂糖が入っていないヨーグルト」を入れるだけ。
ぼくが使ったのはこのヨーグルトです。

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これがカレー作りに適切なものなのかどうかはわかりませんが……。
実際に試してみた結果、ヨーグルトベースのカレーはかなりイケます

カレーの味に、まろやかなコクと酸味が加わり、奥行きが増すという感じ。
ただ、酸味はおそらく、ヨーグルトを入れれば入れるほど増え、その後の味付けで調整ができなくなると思われます。
なので、味を確かめながら入れていくのがベターかと。

「多少カロリーが増えてもいいから、コクや酸味のあるカレーが食べたい」

そんな方にはぜひ、ヨーグルトでスパイスカレーを作ってみることをおすすめします。

「ひとりぶんのスパイスカレー」のまとめ

「ひとりぶんのスパイスカレー」の紹介でした。

カレールーでのカレー作りに慣れてしまうと、スパイスカレーと聞くとどうしても身構えてしまいがち。
何種類ものスパイスを混ぜ合わせたり、細かな味の調整が必要なのでは、とつい考えてしまいます。

しかし本書で紹介されるスパイスカレーは、たった3種類のスパイスだけでできる簡単なレシピが紹介されています。

あなたもぜひ、「手作りカレー」と胸が張れる、新しいカレーのつくり方をマスターしてみてください。

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